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2006年2月 4日 (土)

<ムハンマド風刺画>「怒りを共有する」と漫画を非難 米国  英外相が欧州各紙の転載を批判

マコーマック米国務省報道官は3日、イスラム教の預言者ムハンマドの風刺漫画をめぐる欧州とイスラム諸国の対立について、「すべての当事者に最大限の理解と寛容を求める」との見解を示した。報道官は漫画自体を「イスラム教徒の怒りを共有する」と非難する一方、「我々は個人の表現の自由を強く擁護する」とも語った

(毎日新聞) - 2月4日10時32分更新

【ロンドン=森千春】イスラム教の預言者ムハンマドの戯画がイスラム諸国で反発を招いている問題で、ストロー英外相は3日の記者会見で、「戯画の転載は不必要で誤りだった」として、欧州各紙による転載を批判した

 同外相は、「言論の自由を尊重するが、侮辱したり、いわれもなく扇情的になったりする義務はない」と述べた。

 戯画は、昨年9月にデンマーク紙が最初に発表。イスラム諸国の反発を受けた同紙が先月30日に謝罪した後、仏、独、伊などの新聞が転載した。英国の新聞は転載しておらず、ストロー外相は「相当な責任感と感性を示した」と評価した。

(読売新聞) - 2月4日10時28分更新

欧州紙に載ったイスラム教預言者ムハンマドの風刺漫画がアラブ世界に波紋を広げている問題で、英国各紙は3日、言論の自由には責任が伴うなどとして、掲載しない方針を一斉に社説で宣言した。最初に漫画を載せたデンマーク紙やこれを転載した各国の新聞とは一線を画し、言論の自由をめぐるメディア間議論に一石を投じた。

(毎日新聞) - 2月4日10時32分更新

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英米は示し合わせたように反対。

イスラム教徒にとっては預言者の肖像を描くことも許せないことなのだから、その戯画をわざわざ複製してマスメディアに流すようなことは、キリスト教徒の思い上がりであり、批判されて当然だと思う。

言論の自由とか、価値自由も、少なくとも欧米においては、キリスト教を基礎に成り立っているものだということを、キリスト教徒自身が忘れているのだろうか。

「自由」は普遍的原理ではない。

「自由」がもっとも抽象的な普遍性をもっているのはむしろ日本においてだろう。歴史の文脈を切断したところに無条件に(理屈抜きで)受け入れたのだから。

          
自分たちで設定した「自由」の座標の中に、世界中のすべての文化を強制的に組み込まなければ気がすまない欧州キリスト教徒の独善は、非常に危険なものである。

こちらのほうがよっぽど原理主義である。

欧州人にあっては「表現の自由」教もまた「反捕鯨」教も同じく信仰の対象であり、彼らにとっては理屈抜きで万人がひれ伏すべき偶像であるらしい。

かといって、彼らがどれだけ他の文明や人種の人びとの「表現の自由」を尊重しているかが疑問なのはいうまでもない。

       
先日雑誌で、鎌倉の大仏の手の上に白人が数人立っている記念写真をみた。百年位前の写真である。彼らなら、大仏の手の上に乗らせないのは不当な自由侵害であると言い出しかねない。

いまでも、明治神宮などの鳥居の土台に尻を据えて、参拝に来る日本人を、野蛮人を見るような敵意に満ちた目で、ギロギロ睨み付ける白人ツーリストがいる。

ヒマラヤでは、神聖なマニ石(地元の人は左側を通過する〈右肩を向ける〉ように気をつける)の上にどっかりと毛唐の汚いケツをのせて(あいつらは洗わないから本当に糞がにじみ出てそうである)、シェルパのガイドに写真を取らせているキチガイ白人を見た。

ソルクーンブのシェルパの心が荒廃しているのも無理はないと思った。

こういう連中に比べれば、どんな政治的な配慮があったとしても、今度の英米の判断は穏当である。

  
しかし、イギリスの新聞ってのは、「自由」はないんだな。示し合わせたように横並びに結束するようだ。結構なことである。

言論の自由も、暗黙に了解されたルールの上に成り立っていなければならないということなのだろう。

そうでない文字通りの裸の「自由」は、ホッブズの自然状態の自由になるしかない。何でもかんでもやってしまえ、やっつけろということになる。

3秒でレイプされ2秒で殺される世界。

だから、(社会的な)自由を言う前には、自分たちがその基礎にもっている暗黙の了解への自覚がなければならない。

自由というのも、同じルールを共有する仲間の間でだけ通用する原理だということだろう。つまりルールを共有しない他者に押し付けてはいけないということ。

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イスラム風刺漫画 各紙転載 欧州全土、騒動飛び火

反発に対抗? 「表現の自由」訴え
 デンマークの新聞がイスラム教の預言者、ムハンマド(マホメット)の風刺漫画を掲載した問題は日を追って拡大の様相を呈している。欧州ではフランスなど各国の有力紙が「報道の自由」を訴えて漫画を転載、各国政府も基本的に静観の構えだ。これに対してイスラム諸国の反発は中東からアジアへと拡大した。パキスタンでは各地で批判集会が開かれ、世界最多のイスラム教徒を抱えるインドネシアでも首都ジャカルタで抗議デモが繰り広げられた。
【ロンドン=蔭山実】BBCテレビなどによると、これまでに欧州でドイツとフランス、イタリア、スペインに続き、オランダ、スイス、チェコの有力紙が相次いでムハンマドの風刺漫画を掲載し、イスラム教徒の反発に対抗するかのように「表現の自由」を訴える動きに出ている
 仏紙ルモンドは社説で「民主主義では言論を取り締まることはできない」と訴え、イスラム教徒はムハンマドの漫画に衝撃を受けても致し方ないとの主張を展開した。
 フランスのサルコジ内相は二日、テレビ番組で、検閲よりも風刺の行き過ぎの方が許容できるとの見解を示し、仏紙の報道を支持した。ただ、仏紙フランス・ソワールでは騒動に火を注ぐ形となったことに内部で批判も起こり、編集長が一日、更迭された。
 一方、独紙ウェルトは漫画に合わせて「欧米社会には冒涜(ぼうとく)する権利もある。イスラム教の世界には風刺を理解する力はないのか。イスラム教徒の抗議は偽善だ」と主張、独政府は同紙の報道に「政府が介入すれば、言論の自由を阻害する」と、事態を静観する構えだ。
 イスラム社会に広がっている不買運動をめぐっては中東を有力市場とするデンマークの食品会社が窮地に陥り、ついに従業員百二十五人の解雇を検討し始めた。
 問題の漫画をノルウェーの新聞が転載したことで騒動はノルウェーにも及び、同国はイスラム教徒らの脅迫でパレスチナ自治区での支援活動を停止した。
 デンマークではラスムセン首相が中東の衛星テレビ、アルアラビーヤで、対立を激化させないように関係者に訴えている。
  昨年五月には、アフガニスタンの元タリバン兵らを収容している米軍基地で、イスラム教の聖典コーランを冒涜する行為があったと報道されたことをきっかけに、アフガンなどで反米デモが起きた。

(産経新聞) - 2月4日3時32分更新

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自分たちが偽善者なので、他人も偽善者だと思い込みたがる典型ですね=ヴェルト

白いユダヤ人の偽善を見よ。
彼らのいう「表現の自由」の内実がこれだ。

「サイモン・ヴィーゼンタール・センター」、文春に抗議 「バターン死の行進」に関する記事で

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「謝罪あり得ない」 デンマーク首相

 【パリ3日共同】デンマーク紙などがイスラム教預言者ムハンマドの風刺漫画を掲載した問題で、ラスムセン同国首相は3日「政府の謝罪はあり得ない。表現の自由は最重要の原則だ」と強調、イスラム諸国の抗議に屈しない姿勢を示した。
 ラスムセン首相は同日、各国の大使70人余りと会合を持ち、新聞社がより明確な形で謝罪すべきだとの考えを示したが、AP通信によると、出席したエジプト大使は「デンマーク政府は事態改善のために何らかの手を打つべきだ」と述べ、首相の対応に不満を示した。
 フランスのドストブラジ外相は、爆弾の形をしたターバンを巻いたムハンマドが描かれたことを踏まえ「過激派やテロリストかのように描くのは異常」としながらも、抗議行動の中で同国旗が焼かれたことに「容認できない」と不快感を表明した
 欧州では「表現の自由」を掲げ、新聞が風刺画を載せる動きが拡大、3日もフランスのリベラシオン紙やスペインのパイス紙が掲載した。

(共同通信) - 2月4日0時9分更新

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ムスリムにとっては絵に描く(=偶像化する)だけで冒涜になるムハンマドの風刺画を描き、しかも爆弾にまで関連付けるのは「表現の自由」で、フランス国旗が焼かれるのは「容認できない」というフランス人。

彼らこそ理解不可能。

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<ムハンマド風刺画>「文明の衝突」の様相 背景に国際化

 【パリ福井聡】欧州紙がイスラム教の預言者ムハンマド(マホメット)の風刺漫画を掲載した問題を巡り「預言者の冒とく」と反発するイスラム教徒と「表現の自由」を主張する欧州メディアの対立が鮮明化、「文明の衝突」に発展しそうな様相を見せている。事態を重く見たアナン国連事務総長が2日、報道機関に信仰尊重を呼びかけるなど、問題は国際社会に波紋を広げている。
 デンマーク紙ユランズ・ポステンが昨年9月30日付紙面に導火線の付いた爆弾型ターバンを頭に巻いたムハンマドを描いた漫画を掲載したのが発端。今年1月10日、ノルウェー誌が転載した。テロリストを連想させる漫画がイスラム教徒の反発を招いた。
 2月に入ってフランスなど欧州の新聞が漫画を転載、怒りの火に油を注ぐ形になった。ガザ地区では2日、武装グループが欧州連合(EU)代表部の敷地内に乱入し、謝罪を要求。ジャカルタでは3日、デンマーク大使館の入った建物前でイスラム教徒約150人が抗議、パキスタン上院は同日、非難決議を採択した。イスラム教国の一部ではデンマーク製品の不買運動も起きている。
 背景には1500万人とも言われるイスラム教徒を抱える欧州の移民問題があり、特定の価値観を他者に押しつけられるかが問われている。在仏イスラム教評議会のブバクール議長は「風刺画は中傷だ。ムハンマドはテロリストの宗教でなく平和宗教の創設者だ」と批判。これに対し仏ルモンド紙など欧州メディアは「表現の自由」を主張して譲らず、文明、宗教上の価値観の違いから摩擦が生じている。
 89年にイランの元最高指導者、故ホメイニ師が小説「悪魔の詩」を著した英国人作家サルマン・ラシディ氏に死刑を宣告した際にも欧州諸国で「表現の自由」への侵害として批判が広がった。だが、17年が経過し、欧州でも宗教・信仰の権利を主張するイスラム系移民の声が強めっている。
 今回の問題では国際社会、欧州域内から異文化・異宗教の理解と尊重を求める声も出ている。EU議長国オーストリアのプラスニク外相は「欧州指導者は宗教への侮辱を非難する責任がある」と表明。アナン事務総長は2日、「異なる信仰・文化的伝統を持つ人々の間に生じる誤解や敵意は平和的対話と相互尊重で克服することが重要だ」との声明を発表、対話を呼びかけた。
 ◇雇用や福祉も保証…欧州のいらだち反映
 ▽山内昌之・東京大学教授(イスラム地域研究・国際関係史)の話
 問題は北アフリカや中東などイスラム諸国の移民を大量に受け入れ、ある程度まで雇用や福祉も保証してきた欧州のいらだちを反映している。
 欧州人からすれば、日常生活や儀礼を含めてイスラムの伝統的な価値観を可能な限り尊重してきたのに、移民たちは欧州社会の自由主義や個人尊重の価値観に無関心だという不満なのだろう。欧州で生きるには自他ともに寛容と批判の相互性を尊重すべきだ、と。各紙が「表現の自由」を合言葉に風刺画を転載したのは一方的な受益だけでなく、負担や価値観の共有を求める欧州の一般市民の内面をかなり映しているのではないか。
 とはいえ、表現や批判の自由は他者の信仰という心の領域を侵すものであってはならない。テロをイスラムで正当化する者への批判は必要だが、ムハンマドという預言者をテロの元凶でもあるかのように示唆する風刺画は行き過ぎだろう。イスラムの国々には宗教と政治や教育が不可分の「政教一致」社会が多い。19世紀以降、政教分離の世俗国家の道を選んだ欧州とは思考と感覚が違うのだ。テロ批判という共通価値のためにも「異宗教・異文明の共存」を図る工夫と反省が必要だ。
 パレスチナ解放機構(PLO)主流派ファタハの一部やシリアには政治的な劣勢を挽回するために問題を利用する動きがある。核問題で欧米の非難を浴びるイランは巻き返しの外交カードとして利用するだろう。問題が文明論としても複雑化することが危ぐされる。
【ムハンマド風刺画をめぐる主な動き】
05年9月30日 デンマーク紙ユランズ・ポステンが風刺画を掲載
  10月上旬 デンマークのイスラム教徒団体が抗議声明
06年1月5日 デンマークのムラー外相とムーサ・アラブ同盟事務局長が電話協議
  1月10日 ノルウェーのキリスト教系誌マガジネットが風刺画を掲載
    26日 サウジアラビアが駐デンマーク大使を召還
    29日 リビアが在デンマーク大使館を閉鎖
    30日 パレスチナ自治区ガザで武装グループが欧州連合(EU)事務所を包囲、謝罪要求
    31日 ユランズ・ポステン紙が釈明
  2月1日 風刺画転載の仏紙フランス・ソワールが編集局長を更迭
    2日 ノルウェーがヨルダン川西岸の代表部を閉鎖
   ~3日 ドイツ、フランスなど7カ国紙が風刺画を掲載
    3日 ラスムセン・デンマーク首相がイスラム教国11カ国の駐コペンハーゲン大使と会合

(毎日新聞) - 2月3日23時0分更新

NZ2紙、問題のムハンマド風刺漫画を掲載

 ニュージーランドのドミニオン・ポスト紙とプレス紙は4日付紙面で、イスラム教の預言者ムハンマドの風刺漫画を掲載した。

 この漫画は昨年9月、デンマークの新聞が掲載、世界中のイスラム教徒が猛反発し、不買運動などの騒ぎに発展している。

 ドミニオン・ポスト紙の編集長は「読者に何が問題となっているのか知らせることが重要だ」と話し、報道の自由の権利に基づく掲載だと主張している。(シドニー支局)

(読売新聞) - 2月4日23時3分更新

預言者の風刺漫画問題、大使館放火相次ぐ

 【カイロ=柳沢亨之】シリアのダマスカスで4日夕、欧州各紙がイスラム教の預言者ムハンマドの風刺漫画を掲載したことに抗議するデモ隊が、デンマークとノルウェー両国大使館に放火した。

 5日には、レバノンのベイルートでもデンマーク領事館が放火された。風刺漫画掲載に対するイスラム圏各国の抗議運動は過激化の様相を見せている。

 ダマスカスでは、デンマークなど複数の大使館が入る雑居ビル前に集結したデモ隊数千人のうち、数百人が「神は偉大なり」などと叫びながら侵入し、1階のチリ大使館ビルに放火した。3階のデンマーク大使館と勘違いしたとみられ、火は建物全体に広がった。

 デモ隊は約6キロ離れたノルウェー大使館に移動。催涙弾などを放つシリア治安部隊の包囲を突き破って放火した。各国大使館員らが負傷したとの情報はない。

 デンマーク、ノルウェー両政府は自国民にシリアからの即時退去を命じ、シリア政府を非難した。米国と欧州連合(EU)もシリア非難の声明を出した。

 ベイルートでは、群衆数千人が警官隊との激しい衝突の末、デンマーク領事館に放火した。デンマーク政府は自国民にレバノンからの退去を命じた。

(読売新聞) - 2月5日23時2分更新


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