« W杯、警官を増員配備へ 外国人襲撃頻発で ドイツ | トップページ | 「ジャップは裏切り者」 72年にキッシンジャー氏 »

2006年5月26日 (金)

マレーシア女性 

マレーシアの女性が「美しい」かどうかを論じるためには、その前にまず(人間の容姿の)美の理念型に関する困難な問題を処理しなければならない。

この問題を私は重大な、むしろ政治的な意味を持つ問題だと日ごろから考えているので、男性であれ女性であれ、容姿の美しさについて安易に言上げすることをためらうのである。

つまり、肉体を持った人間の美(容姿の美)の「理想型」というものは、先験的に人間の感性に具わった制約なのかどうかとか、われわれの(社会的な)美意識はどのようにして形成されてきているのか、それが政治経済的な関係とどういう関係を持つかとか、素人が一から考えるには難しすぎる問題をまず処理しなければならないはずである。

一部のアメリカ人にはこのようなテーマに関する問題意識がいくらかあったように聞いたが、最近は下火になったのかあまり問題にならないようである。ハリウッド映画は相変わらずあのとおりであるし、白人がイエスを演じることには何の異論もないようである。

参考記事: 「白人コンプレックス」論  美意識は先天的か

それをしないで容姿の美について安易に語ることは、われわれのいわば「映画のイドラ」をさらに固定し複製することになりかねない。

そこで極力、美醜の問題に触れないでマレーシア女性について語りたいと思う。ここでは、中国系、インド系マレーシア女性を除外し、イスラム教徒のマレー女性に限定する。

マレーシア女性とくにマレー人女性については、日本ではあまり語られていないように思う。日本人はマレー人女性にはあまり関心がないと思う。

それは、ひとつには、マレー女性が、外国人旅行者や駐在員等にとって安易な(即日交際を含めた)「交際」相手ではありえないからだろう。結婚相手としても簡単ではない。マレー人に棄教させるわけにはいかないから、男のほうがイスラム教に改宗しなければならないはずである。マレー人男性はたいてい割礼しているようなのでこれも必要になる。

マレー人とは何かについては、先ごろマレーシアのマハティール前首相が「東南アジアにルーツを持つものはみんなマレー」というような発言をしたのが報じられている。この定義でいくとフィリピン人もマレーになるし、台湾先住民やひょっとすると沖縄人もマレーということになりかねない。しかし、マレー人がひとつの人種あるいは血縁的な種族であったりするわけではないようである。「マレー語を母語とする東南アジア人で自分をマレー人だと思っている人」というのがマレーの一応の定義になると思う。

マレー人の肌は白いか黒いか。日本人は東南アジアの人間だから黒いだろうと思いがちだが、実際はそうでもない。沖縄に色白の人がいるのと同じように、根っからのマレー人にも色白の人もいるし色黒の人もいるようである。タイのモン系・クメール系の人たちよりは一般的にいってマレー人のほうが色白が多いように見える。(よく、タイの色黒の人を「マレー系」だといっている人がいるが、必ずしも正確ではないと思う。ミャンマー南部、タイ中部東部、カンボジアのモン系・クメール系は紀元前後にインド東部から移動したドラビダ系の諸民族といわれており、マレー人とは無関係である。)

------------------------------

しかし私はやはりここで、マレー女性の美および美しいマレー女性について語りたい。

現代日本の女性美の基準にてらすと、かなり美しい人が多いように思われる。

日本でめかしこんだら相当の美人とみなされるような女性が、トゥドゥン(ヘッドスカーフ)をしっかりつけて伝統衣装にすっぽり身に包み、自分を特別美しいとも思っていないように地味にふるまっているので、さらに目を奪われる。

そして、ここでぜひ言及しておかなければならないことは、私がそんなマレー人女性にモテモテだということである。

これは大変当惑することである。

もっとも、私はどこに行ってもたいていモテモテなので、モテること自体に慣れていないわけではない。ただ、トゥドゥンをしっかりつけてバティクの伝統衣装にしっかり身を包んだピチピチの若い女の子に、茶色い大きな瞳で見つめられ、顔をあわせるたびにせつない表情で「ユーソーハンサム」と言われていると、どう反応したらいいものか困ってしまう。

伝統衣装に包んでいるとはいえ、20歳前後の娘の豊かな肉叢がしのばれる。

自分はそんなにハンサムなのかと思って鏡をのぞいて見ると、ビーチで汚く焼けてむくんだ薄汚い日本人丸出しの顔にしか私には見えないのだが、それをどうとるかは、見る人の自由である。

こういうことは、タイやネパールでもしょっちゅうあった。

私が女の子にモテモテであるということをこのブログを見る人は信じないだろうが、私はブログに書くようなことを口に出して喋ったりはしないのである。

ただ、タイの場合は少し困難な事情が伴いがちであった。

とても情熱的なタイ女性たちが切実な思いを私に寄せてくれて、私もそれを十分尊重してお付き合いしていたわけであるが、どういうわけか一定の時間がたつと、不思議なことに、彼女がお金に困る事情が生じて私が助けなければならないという状況が現れてくるというパターンが多かった。

そういうことがあると、彼女の純粋な気持ちには疑いがないし、それを十分尊重しようとは思っていても、私自身の心が汚れているせいか、なんとなく腑に落ちない気持ちが起きて、二人の間に心理的な壁ができてしまうのである。

助けてあげることによってその壁が取り去られるかと思いきや、援助すればするほどなぜか壁が高くなってくるような気がしたのである。

もちろん、彼女がお金に困っていることと、彼女が切実な思いを私に寄せてくれていることとはまったく別の問題であることはいうまでもない。

彼女が私を心から愛しているという事実(A)と、彼女がいまお金に困っていて誰かの援助を必要としているという事実(B)とは、どの部分をとっても互いに排斥しあうところはなく、矛盾なく並存しうるということは、賢明な読者は容易に了解するであろう。

これがタイ女性の場合である。

一方、美しいマレーシア女性と私の間にある壁はまず、彼女の美しさを際立たせているところのトゥドゥンと、同じくイスラム教ということになるのだろう。

|

« W杯、警官を増員配備へ 外国人襲撃頻発で ドイツ | トップページ | 「ジャップは裏切り者」 72年にキッシンジャー氏 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/125681/10249630

この記事へのトラックバック一覧です: マレーシア女性 :

» 沖縄 瀬底ビーチ [future13のいつかは海辺で暮らしたい]
瀬底ビーチのもうひとつの特徴は、白い砂浜が美しい天然のロングビーチとエメラルドグリーンに輝く海です。 [続きを読む]

受信: 2006年6月 9日 (金) 01時10分

« W杯、警官を増員配備へ 外国人襲撃頻発で ドイツ | トップページ | 「ジャップは裏切り者」 72年にキッシンジャー氏 »