バンコクで新たなテロの危険性、日本を含む4か国の政府が警告 - タイ
AFP通信:http://www.afpbb.com/article/1365921
日本にタイでのテロを警告するようなインテリジェンス能力があるとは思えないが・・・・
各国政府が警告を発したのは、Boonrawd Somtas国防相が22日、イスラム教徒が多数派で治安の不安定なタイ南部からの分離独立派が、バンコクでテロ攻撃をする可能性があると警告したことを受けてのもの。
しかし政府当局は24日、新たな警告などは発しておらず、在タイ米国大使館も旅行者に対し最新の情報を入手し人混みはさけるよう注意しただけで、渡航の安全レベルを変えるなどの措置はとっていない。
日本外務省の「警告」:http://www.pubanzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=007#header
春休みのバックパッカー渡航やソンクランを控えての親心と思われる。
テロが起きなくてもソンクランの基地外水掛祭りは危険なものである。
タイのソンクランの時期には毛唐が水鉄砲で人に塩酸をかけるなど、危険な事件が毎年起きている。昨年もタイ人児童に塩酸をかけてやけどをさせた毛唐が逮捕されていた。
タイ全土に隈なく情報の網を張っているアメリカ政府が危機感を持っていないとすれば、少なくとも大規模テロの予兆はないのではないか?
アメリカはタイ各地のNPO、福音派系ミッショナリー、英語教師に多くの情報提供者を持ち工作員も送り込んでいるといわれる・・・・田舎でタイ女と住みついているアメリカ人も、何か事件があるとFBIなどのインタビューを従順に受ける。ひごろ自国政府を罵りアメリカ嫌いを気取っていても、アメリカ人というのは大使館を含め自国の役所には非常に従順な人たちのように見える。
タイにはどんな田舎にも在住の白人や白人ツーリストがいるから、白人国家の情報機関の工作活動は他の国より容易だと思われる。白人の工作員が直接行って仕事をしていても目立たないし、旅先の白人同士は国が違ってもすぐに打ち解けて情報交換をする習慣がある。
アメリカが情報戦のターゲットにするのは「敵」だけではない。タイは東南アジアの中心にも位置するし、ミャンマーに隣接し、中国にも近い。イスラム圏にも隣接する。アメリカにとっては重要な情報拠点でありアジア戦略拠点なのだろう。
そういうわけで、アメリカがバンコクテロの警告を発しないのは、十分調べた上で起きないと見ているか、起きてもかまわないと判断しているかどちらかだろう。しかしすでに諸外国が警告を出しており、もし自国民に犠牲がでればアメリカだけ警告しなかった責任を問われるだろうから、やはりアメリカ人を巻き込むようなテロは起きないと見ているのではないだろうか。
ところで、タクシン前首相のシン・コーポレーションがシンガポールの国有企業テマセクに無税で売ってしまった衛星会社「シン・サテライト」を、タイ人は何とか取り戻したいそうで国民感情は沸騰しており、タイ人の半島民族としてのウリナラニダ的特徴をますます鮮明にしているようである。実際、韓国人がやるようなはでなデモの写真がマレーシアの新聞にも載っていた(ただし掲げているプラカードが、自分たちが読めない英語であるところが情けない)。
クーデタの実行者ソンティ将軍はまだ「絶対に取り戻す」といっているようだが、軍事政権のスラユド首相は「私企業の問題」とクールダウンさせようとしているようである。
実際、タイの私企業が外国の私企業に売った財産なのだから、いくら悔しくても戦争でもしない限り取り戻しようがない。「国民の財産」を失ったタイ国民の悔しさは北方領土に対する一般日本人の感情をも上回るかのようである。
タイ人は情報衛星でシンガポールにスパイされるなんて騒いでいるようだが、タイの情報などはじめから全部アメリカに筒抜けだろう。
アメリカの金融資本はいつでもまた通貨危機などを演出してタイからいくらでも搾り取ることは可能なのだろうが、政治的な思惑もあって今のところはやらないだけなのだろう。
97年のバーツ暴落に始まる「スクイーズ」では、道義的というより感情的な非難がユダヤ人に向けられて陰謀論に油を注いだ。もちろん彼らのバックにいるのは白人貴族である。しかし、そこにまで道義的非難が及ぶことだけは、アメリカ支配層としてもヨーロッパの王族貴族層としても避けなければならない。
マレーシアのマハティール前首相はソロス氏をこっぴどく非難していたが、最近は和解して対談したりしているようである。本当に悪くて得をしているのはソロス氏のような表で派手に動いている人ではないということがわかってきたからかも知れない。
今彼らはむしろ、日本を国際的な「悪者」にしながら太らせて、民営化や規制撤廃によって日本国民の富を全部自分たちに移転することを真剣に考えているかもしれない。
悪者にしておくと同時に太らせておき、十分太ったところで「悪者退治」をする。これは国際的な道義的な非難を避けながら最大の利益を搾り取るもっとも合理的な方法であろう。
「シン・サテライト」に話を戻せば、そもそもそんなに重要な国民の財産を国家で管理しないで、「尊敬すべきお金持ち=お金持ちだから尊敬すべき名士」がいつでも勝手に売り払える私有物にしておいたタイ国民の責任、国策の誤りに過ぎない。
衛星に限らず、タクシン氏のような「大物」に公共の電波を独占するテレビ局を個人私有させて何の疑問も感じないようなタイ人の「民度」の問題だろう。
マレー人の「シンガポールコンプレックス」はマレーシアではタブーだが(華人は普通に嫁にやったりしている)、タイ人も「シンガポールコンプレックス」は相当強いようである。
白人ならやりたい放題やらせておいても平気なのに、相手が有色人種だと嫉妬を抑えられないというのがアジア人共通の心理のように見える。
英字紙などで、個人的な大金持ちはいつもなぜかモーグルMogulとかタイクーンTycoonと呼ばれている。Mogulは冬季競技のモーグルでもあるが、「ムガール人」という意味だそうで、Tycoonの方はいうまでもなく「大君の都」の大君、日本の「将軍」のこと。英語の世界でも、妬まれるべき「悪者」はオリエンタルでなければならないようである。
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コメント
記事がとても面白かったです。タイのタクシン問題については、週刊新潮にコラムを持っている高山正之のように、「タイ人万歳、タクシン、華僑くたばれ」というものから、AERAの山田厚史のように、タクシン・華僑万歳というものまであって、真相が良く分からなかったのですが、私としては今回の記事に見方が影響されそうです。
投稿: popper | 2007年3月 4日 (日) 03時10分