s-my.シャーアラーム

2006年8月11日 (金)

超自然的なものの展覧会(The Exhibition of the Ghosts, Genies and Coffins) スルタン・シャー・アラーム博物館 マレーシア

ブログで紹介しようと思って写真を撮ったまま忘れていた記事。マレーシア紙NEW STRAITS TIMES、7月6日。日本ではまず報道されない重大な内容を含む記事です。

7月4日から、マレーシア、スランゴール州シャー・アラームShah Alamの”The Sultan Alam Shah Musium”で現在開催されている、「幽霊と魔物と棺の展覧会」(”The Exhibition of the Ghosts, Genies and Coffins”)が盛況を博しています。 この展示は10月4日まで開かれます。

一番人気はこの写真にある人魚のような生き物ですが、重要なことはこの写真に出ている人魚のようなものが、ミイラではなく、まだ生きているということ

この展覧会は開会後、多くの論争を巻き起こしてもいます。贋物だという批判のほかに、「非イスラム的だ」という強い批判があります。贋物とい批判に対しては、アメリカのオーランドとフロリダからの科学者チームによる標本の分析が予定されています。

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(The Exhibition of the Ghosts, Genies and Coffins at the Sultan Alam Shah Musium)

ここに展示されている展示物はすべて、私的な博物館を運営している「宗教教師」であるSufuan Abu Bakarという人の私有物です。「宗教教師」といっても、ただのイスラム法学者ではないようで、sufiと記事にあるので「スーフィー」のようです。(なおイスラム教では、建前上は、プロの「聖職者」つまり神官や僧や神父や牧師というのはいないようで、基本的にはイスラム法の「法学教師」だけです。)

このスフアン・アブ・バカール氏によれば、「すべての展示はX線検査とDNA検査がしてあり、それらには人間の骨と血が含まれていることがわかった」

"All the exhibits from the collections have been X-rayed and sent for DNA testing, and we found they contained human bone and blood..."

ということです。

彼によれば、これらの生き物の多くは人々の邪魔をしていたので捕まえられたものですが、近隣諸国から得たものもあるということ。(近隣諸国のひとつとしてカンボジアがあがっていました。)

"...The sufi master said that many of the toyols(genies) and jenglots were captured because they were disturbing people, while other exhibits were obtained from neighbouring countries."

そして、展示されているこれらの生き物は生きており、ただし、その霊魂は「停止」させられているか、スフアン氏によって物理的に「ロック」されているということ。

"Sufuan said the creatures on display are actually alive but their spirits are held in abeyance or locked in the physical form by him. 'I have the ability to control them.'"

霊魂が停止させられていることと物理的に鍵をかけられて動けなくされているということとの違いが難しいところですが、とにかく彼は、「それらの霊魂をコントロールすることができる」ということです。

つまりこの人は、ただ珍しい生き物のミイラを集めている人ではなく、それらの霊魂をも集めている人、ということになると思います。

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2006年7月24日 (月)

【写真】シャー・アラーム  スランゴール州 マレーシア

シャー・アラーム(Shah Alam)  マレーシア

シャー・アラームはスランゴール州の州都。見るものはマスジッドだけのモダーンな町。

町の様子。
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マスジッド

世界一高いミナレットだという。

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2006年3月22日 (水)

シャー・アラーム(Shah Alam)  マレーシア

某月某日

KL・パサルスニ駅前のインドレストラン「ハミード」の近くのバス停(クランバスステーション)から、シャー・アラームに向かうバスに乗る。幹線道路は整備されて快適。冷房車、2.5リンギ。

乗ったバスは、シャー・アラームの町の中心からかなり離れたところ(警察署前)についた。バスを乗り換えなければならなかった。シャーアラーム行きのバスは色々あり、シャーアラームのどこに行くのかを確認しなければならない。

シャー・アラームはきれいなビルしかない町。泊まるところはわりと高級なホテルのみ。安旅社などはない。

ここに泊まるつもりで来たので、まず、泊まるところを探さなければならない。ツーリストインフォメーションセンターに行き、ホテルを探してもらう。役所なのにとても親切に応対してくれる。

大きなビルの上のほうにある「クオリティ・ホテル」を紹介され、そこに泊まる。プラザ・プランサンというコンプレックスの中。200リンギほど。私としてはかなり快適。接客もかなり良かったと記憶する。

100リンギクラスのホテルになると客層も落ち(うるさい中国人客や汚らしい毛唐など)、50リンギの旅社のほうが静かでよかったと思うこともある。

「マスジッド・スルタン・・・モスク」の写真を撮る。博物館の建物も面白い。

このマスジッドのミナレットは世界一の高さだそうだ。

イスラム教徒以外の外人ツーリストはほとんど来ないようだが、白人の団体客がツーリストバスでやってきて、マスジッドの写真を取って行くのを見た。写真をとるための高台のような場所がある。ヨボヨボの爺さんばあさんたちがぞろぞろと出てきて写真だけ取ってまたバスに帰っていく。

今回の旅では、私も写真をたくさん撮ることにした。以前は、ありがちなことだと思うが正直な話、カメラを持ち歩くのを「日本人的で恥ずかしい」と思い、カメラを持たずに旅行していた。みやげ物も買ってこないのなら写真くらい撮って来いと身内にせがまれてやむを得ず持ち歩いたこともある。

しかし、日記も書かず写真を撮らずに、あまりぱっとしない国々を、一年二年うろうろしていたら、この間自分がどこで何をやっていたのか本当にわからなくなって、大変な恐怖心に襲われることがあった。私は記憶力が大変に鈍いので、記録を残さなければならないと自覚した。

それに、写真に残しておけばよかったと後悔する光景も多く見てきた。アジア人少女を連れた若い白人男とか、ガーデンレストランで白昼堂々とタイ女の乳や尻をしつこくいじり回している白人爺とか、会話もなくホテルに泊まり歩く白人男とタイ女と12,3歳のどちらにも似ていないアジア系少女との不自然な「家族」、とかである。

今回小さくて軽いペンタックスのデジカメを買って持って行ったら写真を撮るのが楽しくなった。今は日本人丸出しで写真をバチバチとりまくっている。写真をこのきついブログに上げる作業ができるようなちゃんとした回線がないので、のちほど日本で上げる予定。

ネパールのソルクーンブをトレッキングしたとき、ドイツの「ギムナジウムの先生」という大変リベラルで感じのよいドイツ人に出会い、わかりやすい英語を話してくれたので楽しく会話をしたことがある。

彼はジョージ・ブッシュを厳しく批判していたが、日本人の話題にもなった。彼によれば「日本人はカメラを三つも四つも肩から下げているので、われわれは笑っているのだ」そうである。ドイツに行く日本人観光客はそんなふうなのだろうか。私はドイツに行ったことがないのでなんともいえないが。「われわれは日本人と違い、すべてハートに収めるから写真は撮らないのだ」と自慢していた。自分の胸を指差しながら得意げに何度もハートハートと繰り返すので、そうでございますか大変勉強になりますですとうなずいているほかなかった。ドイツの町にモスクがどんどんできていることに率直に不快感を表明してもいた。「ヨーロッパはもともとキリスト教だから・・・」と吐露していた。大変フランクで感じのよい人だったが。

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マレーシアのホテルなどの穏健で実務的で中立的な接客が、私はわりと好きだ。

しかし、もっと「アジア的」な接客を好む人たちは、タイを好きになったりするのかもしれない。

ここで「アジア的」というのは、日本の論壇的な意味でのいわゆる「アジア的」という意味。タイの接客はマレーシアとは対照的である。

日本人で「タイの接客が好きだ」といえる人はまず、原則的に「白人客の方が優遇されるのが当然だ」という前提を、何の違和感もなく受け入れられる人でなければならない。これは基本中の基本である。

その上で、彼らは「オレはこのホテルの連中には顔がきくから扱われかたが違う」とか「一目おかれてるから白人客より優先された」とか、そのようなことに喜びを見出すのである。

そのような状況や人間関係を愛好するタイプの人たち(=ようするに根っからの「百姓」)が、タイのとりこになったりする。

(これは一応「健全な」タイ旅行者に限定してのことで、大部分はとにかく買春目的だけであることはあらためて言うまでもない。)

しかし、実際のところ、日本人が「タイが好きだ」と言えるようになるためには、ただ百姓なだけでもダメである。

タイを好きだといえるためには、他の人々や弱い立場の人たちがすぐそこで不条理な扱いを受けているのを見ていても、自分さえ良く扱われていさえすれば満足だ、構わない、という感性の持ち主でなければならない。これは接客の場面でも役所等の扱いでも同様である。

自分のすぐそばで、白人と有色人種とが露骨に異なる扱いを受けていたり、インド系タイ国民が顔だけで犯罪者扱いされていたりするのが目に入ったとしても、自分さえ特別に(あるいは「白人並み」に)扱われていればそれで満足である、何の異議もない、と平気でいられる感性の持ち主でなければならない。

そういうことに少しでも違和感を持つ人は(まともな人はそうだと思うが)、長く滞在するうちにタイがたまらなく嫌いになるはずだと思う。

実は白人にはそういう不条理をを平気で見ていられる感性の持ち主が多い。それが彼らの「個人主義」であり、前述の「百姓」の問題とはまた別の論点になる。

白人の正体は、丸腰のイラク人を殴打するイギリス兵の姿であり、それを撮影しながら「イエス、イエース、イエース、ハハハハハ、イエーース」と言って不気味に笑えるような、「独立した」人間性と人格とを鍛え上げるdisciplineにこそ、彼らの「個人主義」の基礎がある。

二日目。

ビュッフェでまずいパンを食べた後(コーヒーだけはそこそこ)、チェックアウト。タクシーでKTMコミューター、シャー・アラーム駅へ。6リンギ。電車はちょうど来ていた。クランまで1.1リンギ。クランで電車を降り、駅前右端の小さいほうのインドレストランでテーを飲む。わりとうまい。店の人にこの辺にホテルはないかと聞いてみたが、知らないという。街中を少し歩いた後、またKTMコミューターに乗り、クラン港(Pel.Klan)に向かう。

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