クアラ・トレンガヌ Kuala Terengganu トレンガヌ州 マレーシア
「クアラ・トレンガヌ」は日本語風にカタカナのまま発音したほうがよく通じる。「ト」のあたりを変に外国語風に言おうとすると通じなかったりする。コタバルの人は「ガ」にアクセントをつけていた。
7月3日。
コタバル、Azamホテルをチェックアウト。ここは出る時間を待ってくれる。夕方でも可のような感じ。隣のバスターミナルからトランスナショナル1時45分発のクアラ・トレンガヌ行きのバスに乗る。
バスは指定席で、隣はトゥドゥン(ヘッドスカーフ)をつけた19歳のマレー人の女の子だった。
サラワクの大学で獣医学を学び始めたところだとか。財布に同い年のボーイフレンドの写真を入れている。しかし、「当然」、エッチはもちろんキスもなにもしていないのだとか。そういうことは結婚してからするのだそうである。
彼氏も19歳の盛り。すぐ近くにタイとかインドネシアという若者にはパラダイスな国々があるのだから・・・・と冷やかしてみると、そんなことは絶対にない、私は彼を信じているときわめて折り目正しいお答え。
この子は顔はどちらかというと芋ねーちゃんだったが、おっぱいが大きかった。トゥドゥンと地味な服装によっても隠しきれない大きなおっぱいに強い主張があり、気になって仕方がなかった。
彼女はイスラム教にconvert(改宗)することを簡単に口にした。「マレー人の女の子はかわいい子がいっぱいいるけど、僕はムスリムじゃないからなあ」とか冗談を言うと、convertすればいいだけじゃないと言う。
そのうえ、イスラム教はとっても簡単な宗教でアラビア語も簡単だという。
パッタニに行くときに会ったタイのマレー人ムスリムの女の子 とは言うことが対照的だった。
金持ちの娘を4人妻にして、世界中に分散して住んでもらい、みんなに食わせてもらいながら旅を続けるというのは、非常に魅力的なアイデアではある。
この日会った女の子は複数の妻を持つことにはあまり賛成ではないようだった。でもイスラム教では認められているでしょ、というと神妙そうにその通りだという。
複数の妻を持っていいのは、男性に「お金」と「エネルギー」が十分にあることが条件だと言っていた。複数の妻同士は通常は別々のところに住むが、しばしば互いに激しく争闘するのだそうである。
午後5時過ぎにクアラ・トレンガヌに着。
バス停で早速、アジア人女連れ白人を見る。アジア女連れ白人を見るのは久しぶり。
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女にバックパッカーの格好をさせている(マレーシアでは割とよくある形式)が見るからにゴロツキそのもの。
タイでもちょっと若い毛唐男は、雇ったレンタルワイフにバックパッカーのようななりをさせることが多い。
女のほうが大きな荷物を背負っている。実用的な女奴隷というところだろう。金を払っている分働いてもらうのは当然ということなのだろうが。
あんなゴロツキ丸出し毛唐がどうしてマレー半島の東海岸を女と貧乏旅行しなければならないのか理解できないが、やはりどこまでもローカル文化を破壊し蹂躙することそれ自体が毛唐の快感なのだろう。
バス停近くの「エバーグリーンホテル」という中国系安宿に入る。エアコン付、トイレ・シャワー共同、外向き窓ありで40リンギ。
部屋にトイレ・シャワーはないが、水道と流し台はある。
宿の中国人のオヤジにトイレ・シャワーがついてないから安くしてくれないかというと、流し台があるじゃないかと強調していた。
あれはひょっとすると、夜中にトイレに行きたくなったら流し台でしろという意味だろうか。部屋についている流し台で小便するのが中国人の間では普通なのかもしれないとつい思った。
45リンギというところを40リンギまで負けてもらってレシートをくれというと、オヤジはまじまじとこちらを見てあらためてレシートがほしいのかと聞き、いくらのレシートがほしい、60リンギかなどと聞いてくる。
せっかくだから45リンギのをもらっておいた。中国人丸出しだったが悪い感じの人ではなかった。
バスターミナルを出て最初に見つけたエバーグリーンに入ってしまったが、もう少しだけ歩けばもう少し上等で手ごろなホテルが何軒もあった。
クアラ・トレンガヌは、コタバルに劣らぬ大都会に見えたが、静かな町である。
夕方6時も過ぎるとレストランはどんどん閉まってしまう。バスターミナル内にあるレストランが比較的遅くまでやっていて、メニューも多い。あちこち探してみたが、ほかのところにはナシ・アヤム(ご飯とチキン)はなかった。
バスターミナルのレストランのナシ・アヤムはスープも含めて上等、値段も3リンギと高くない。
エバーグリーンホテルの正面のカフェだけは深夜までやっていて中国系が集まっている。
一応中華街があるがほんのちょっとだけ。門だけは立派。肉骨茶などの看板がある。ここの中国人はそんなにキリキリした感じではない。
エバーグリーンの部屋に昼間っから蚊が2,3匹いたので、蚊取り線香(Fumakila)を4つ5つ同時に焚いた。
部屋には洗濯物干し用の針金が張ってあった。新聞紙を裂いてこよりを作り、短く折った蚊取り線香を蚊取り線香に結いつけて針金からぶら下げる。
こうすることで線香台無しで複数の蚊取り線香を同時に焚くことができる。短時間に高濃度の蚊取線香の煙を部屋に充満させることで部屋の中の虫類を駆逐するという方法。
経験的に見てわりと効果がある方法だが、パッタニのMy Gardensホテルでやって英語のまったく話せないボーイから文句を言われた(現に蚊がいるじゃないかと反論すると蚊取りスプレーを貸してくれた)。
これをやるときは、あたりまえのことだが、焚いている間は必ず部屋の外に出ていなければならない。
この日、煙の中をしばらく部屋の中にいたら咽喉をひどくやられてしまった。その影響がその後10日以上も続く。
クアラ・トレンガヌは一泊だけ。翌日クアンタンに向かう。しかし、もっと居てもいい町だったような気がする。静かな町で人間も穏やかだった。
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クアラ・トレンガヌの「中華街」の門
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