t.「土人」とは何か。「土人」に関するテーゼ

2007年5月29日 (火)

「土人」に関するもう一つの解釈

私はこのブログで、「土人」という言葉および概念を、より科学的で「使える」用語・概念として規定しなおすことを試みてきた。

「土人」という言葉でしか的確に表現できない概念があり、その概念を用いることによってしか適切に処理することができない問題がある、という考えからである。

いったい「土人」のどこが悪いだろうか。

マレーシアには公的な、というより大威張りな役所用語としてBumiputraという言葉がある。

bumiは梵語のbhumiに由来し、英語で言えばlandとかearthということになるのだろう。要するに地球、大地、そして「土」soilという意味。putraは同じく子供、息子のこと。

マレーシアでbumiputraといえば、ムスリム、非ムスリムを問わず、もともと今のマレーシアの土地にいた先住民族、つまり、インド人と中国人を除いたマレーシア人を指す。「マレー人」というとムスリムに限られるが、ブミプトラの場合は非ムスリムの「オラン・アスリ」やサバ州、サラワク州の先住民が含まれる。

タイのBhumibol(プミポン)国王のBhumiも同じ言葉に由来すると思われる。カンボジアの地名によくあるPhumiというのも同語源だろうか。

で、このbumiputraを日本語に訳すとすれば、かっこよく言えば「大地の子」かもしれないが、もっと素直に言えば、「土人」という昔からある日本語を当てるのが大変適切であると思われる。

「土人」の第一の意味は「ブミプトラ」である、として良い。私がこれまで説明してきたのは「土人」の否定的な意味である。

しかし、もっと難しい別の解釈もあったようだ。

http://blog12.fc2.com/s/sheknow/file/P1000012@dj.jpg

  
  
日本で近年廃止された「旧土人保護法」について、ほとんどの白人バックパッカーが持ち歩いているLonely Planetの日本編Japanは、日本語に"Kyudojin"なる言葉があって、この"Kyudojin"が何か汚いものを意味しているかのような、ハクチな解説をしていた。(LPはまた、「日本にはBurakuminなる神秘的な被差別身分があり、日本のホームレスの大部分はBurakuminである」などというでたらめな解説もしていた。いまでもしているのだろうか。糾弾団体がこんなことを世界に撒き散らしているLPをなぜ糾弾しないのか不思議である)。

  

「初恋の味、カルピス」の伝統的な商標が「差別だ」と非難されて廃止に追い込まれている。

その商標がどんなものだったかというと、黒人の子供らしい人物が単純化されて描かれていて、色が黒い、目がまん丸で大きい、唇が厚い、という特徴を強調したものだった(と記憶する)。

しかしこれだけのことをもって、だから「差別」だと非難することはむしろ、その非難者側の「差別」意識の告白にほかならないのではないか、という疑念を拭うことが難しい。

「色が黒い」「目がまん丸」「唇が厚い」ことを、「当然に否定的な」容姿の特徴であるとする前提がなければ、このような非難はありえないからである。

そういう容姿は議論の余地なく「マイナス」であると思っているから、そういう特徴を強調した商標を「差別的」だと受け取るのであろう。

そして、このような場合に批判者は、本当にそれは「差別的」なのか、なぜ「差別的」といえるのか、という議論は抜きにして、直ちに糾弾の方に向かっていくことになる。

それがなぜ「差別的」かを一から議論するならば、まずもって自らの思い込みを告白するところからはじめなければならないことになるからである。

白人の子を単純化して描き、「色が白い」「髪が黄色」「目が青い」「そばかす」などを強調して描いていたとしても、「差別」として糾弾されることはなかっただろう。

なぜそうなのか、ということが問題になってしまうとまずいので、そのあたりは「互いにわかりきったこと」として省略し「差別意識」の糾弾のほうに進むのである。

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2006年12月23日 (土)

【アジア英字紙の反日 その3】 日本軍は歯向かう者の首を斬り、ポールの先につけて見せしめに道にさらした(マレーシア紙New Straits Times, Ranita Husseinの評論)   ↑これはお前らの趣味だろうが

Imgp2908Imgp2929_1 今日のマレーシア紙ニューストレーツタイムスRanita Husseinの評論(拡大、可読)。

日本は「白人支配からのアジアの解放」を掲げたはずだが、この記事が「白人」という言葉を注意深く避けている点が象徴的である。"the shackles of the Anglo-American yoke"など。

頭のない(首を切られたという意味ではなく、脳味噌がないという意味)マレー人「インテリ」の書くものなので、ソースが当てにならないだけでなく、思想内容はほぼ皆無、白人先生に見てもらうための「英作文」-よく出来ました-に過ぎない。

首を切って道にさらすぐらいは、東南アジアの土人系人種にとっては、実はさほど刺激的な話でもない。タイ人もそうだが、彼らの地元紙の写真をちょっと見てみれば、彼らがどんなに残虐グロ好きであるかがわかるだろう。中途半端な辛さでは満足できないのである。超辛でないと辛いことにも気づかない。

このネタもおよそ土人の白日夢や噂話が「歴史の事実」に昇格した程度のものであろう。

ともあれ、この記事の趣旨は「歴史」を知らない若者たちに「日本軍の残虐ぶり」の歴史を忘れないように呼びかけるというもの。

なぜ忘れてはいけないのか、どう覚えておくのか、覚えておくとどういうメリットがあるのか、というような掘り下げた考えはほとんどない。

マハティール前首相の「ルックイースト」を批判するなかで、「イーストのネガティブな面も見なければいけない」というのだが、マレーシアが日本並みに白人と戦争できる国になる可能性はゼロなので、日本の過去のネガティブな面を自国の教訓にするということに積極的な意味はない。

「これからも白人に歯向かってはいけないのだ」「豊かになっても白人にはますます従順でなければならない」「だからつねに日本より欧米、日本人より白人を優先しなければならない」という以外の具体的な意味はこの評論からは出てこないだろう。

土人」の直感として、2020年に「先進国」入りを目指すマレーシアは、(白人世界と最前線で渡り合わなければならない日本のような国になれるはずがないので)韓国レベルにならなれるかもしれない、というのがあるのだろう。彼らにとっては韓国も十分「先進国」である。

東南アジアの後進小国であるマレーシアが、「韓国並みの先進国」になるにはどうすればいいか、と彼らは考える。

韓国のやっていることを見習えばいいのではないか?

では、韓国はなぜ成功したのだろう。韓国が最も重視していることは何か?

そうだ!きっと韓国の成功の秘密は「反日」に違いない。という土人の猿頭の結論に達する。

ここまでの論理はタイ人の反日についても同じである。日本人のタイヲタウヨが「韓国人はタイ人に嫌われている」といって喜んでいるのは、この意味でもまったくピントハズレなことである。

そうでなくても国内の民族問題に悩み国民統合に苦心するマレーシアにとって、外部に「敵」をもつことは有益である。ただし本当に怖い敵を持つことは土人には出来ない

いくら叩いても怒らず、脅威にならず、叩けば金までくれる日本は、これ以上ないほど都合の良い外部の「敵」である。

それにしてもなぜわざわざ、晒し首の逸話をこの無内容な短い評論にのなかに掲げなければならないのかだが、、、

ひとつは先にも述べたとおり、彼らにとってはこの「チリ」はわれわれが感じるほど辛くはないからである。

もうひとつは、彼らは「自分たちがいちばん恨んでいるのは日本人であって白人を恨んではいない、自分たちは決して白人の敵にはならない」ということをグローバル化の前提として白人世界に念押ししておく必要からである。

まずもって、来年のVisit Malyasia Yearに備えて、このことを白人世界に宣布しておくことにはマレーシアへの白人ツーリズム振興に実益がある。

さらに、土人特有の嗅覚で、残虐な行為の被害者」であるということは歴史的特権であるということに気づいている。

マレー人記者としては、中国人だけに「日本の被害者」であることの特権を独占されたくないという強い衝動がある

これらが「国民統合」の要請とあいまって、ここ一連の「マレー人の被害」報道の背景に存在するだろう。

この評論の重要なところは、マハティール前首相の「ルックイースト」政策に伴う20年前の(親日的)演説をいまさら手厳しく批判していることであると思う。

言葉遣いが強いわけではないが、今なおカリスマであり多くの信奉者を持つマハティール氏の絶頂期の発言をa curious statementと切り捨てることは、ここではかなりの挑戦であると見ることが出来るだろう。

マハティール氏の20年前の演説とは、

"The success of the Japanese army in the early days of the Pacific War finally broke the spell cast by the Europeans regarding their invincibility(無敵). East Asians were able to see that their European overlords could be defeated. Their yearning for independence gained strength."

というものである。

これに対するこのマレー人記者の批判は、

"It was, to say the least, a curious statement, which glossed(繕う、美化する) over the historical mainstream."

という中学生課題感想文(よく出来ました)的なものであり、この評論は「批評」と呼ぶには程遠いもの。

とにかく、15年後に先進国入りを目指すマレーシアとしては白人がしつらえたグローバリズムの波にぜひとも乗らなければならないのであり、そのためには白人が決めた「歴史のメインストリーム」をぜひとも暗記学習復唱しなければならないのである。

マハティール氏と、その側近から首相になった小役人アブドラ現首相との間の、泥沼のいがみ合いの背景にも、歴史観・アジア観の違いがあるのかもしれない

このマレー人記者の評論は、現首相アブドラに媚び、いまだ勢力を温存するマハティールを「日本とともに」叩きのめす(その日本はそれでも怒らないし金をくれるし投資もしてくれるから安心である)という、御用新聞の使命も十分果たしているといえる。

つまりマレーシアはマハティール体制からアブドラ体制に移行するとともに、意識的な「反日」に大きく舵を切ろうとしているといえるかもしれない

私の勘だが、マレーシアで、知的な連中に限って言えば、(といっても本当の意味で「知的」な人間といえる者は東南アジアにはいないので、「教育のある人間」という意味だが)、マレー系よりは中国系の連中のほうが、いろんな意味でマトモなのが多いように感じる。

これはタイでも同じではないだろうか(もっともタイの中国系はタイ化が激しいようだが)。

マレー人に学問は無理だろう。これはタイ人と同じである。

学問というのは個人でやっているように見えても、実はその人の背景にある文明の力の果たしている役割が大きいと思う。

「土人は自然の中にいるので繊細な感性を持つのではないか」、と日本人は考えがちだがこれはまったくの見当違いである。日本人によくある思い込みである。過酷な自然の中にいて繊細な感性を育てられたのは、日本列島の住民の特殊性と言って良いほどである。

実に、土人ほど鈍感なものはない。このことを見失うと痛い目にあうと思う。

そしてよく覚えておかなければならないことは、アジアの諸民族は、発展の過程で必ず反日になるということ。彼らにとって「反日」はアジア新興国・準先進国の証である。

彼らがたとえムスリムであっても、彼らの社会観、他者観は相対的である。彼らの風土に根ざした人間関係に唯一絶対の神が入り込むことは難しそうである。つまり、より身近な者との間の比較と嫉妬とが彼らの燃料である

理念で高みを目指すのではなく、情念で近くにいる者の足を引っ張ることのほうに、彼らのエネルギーは費やされるのである。

中国韓国が反日だ、だから東南アジアに目を向けてみた、という具合に、「仏教国」幻想でタイに投資し、タイ人の嫉妬反日と怠惰ぶりにうんざりして、今度はマレーシアに投資し、インドネシアに投資し、、、、というのはナイーブな日本人のやりそうな失敗ではないだろうか。

東南アジアの土人というのは、喩えて言えば、反抗期を経ていない子供のようなものである。自我をもって親とぶつかったことのない子供にとって、親はひたすら怖い、絶対的な存在である。この場合彼らの親は白人である。

あるいは、反抗期に自我を確立しきれずに引きこもり、家庭教師の先生だけをよりどころにしているような子供。この家庭教師は親よりも学歴が高く、子供に適当におだてたことを言ってくれる。耳に快い理念や人道に関する話も教えてくれる。この子供はその家庭教師の話を暗誦し、彼の威を借りて親にたてつく。家庭教師の入れ知恵を自分で考えたことのように親に向かって復唱し、兄弟の前でしゃべりたてて得意になる。

タイ人にしろマレー人にしろおそらくインドネシア人にしろ、およそ土人というのは成人ではないし、成人になる意思もない。土人の神は「力」である。

彼らは自分が困ると努力をする前に大いに保護と援助を訴える。おねだり、物乞いは土人の文化である。が、彼らを援助してやろうと手を出す者は大きなリスクを覚悟しなければならない

保護され援助されながらも、彼らは常に、保護者たちのなかで一番強いのは誰かを観察する。一番強いものに取り入って、他の保護者の上に立てないまでも、それを見下す態度を取ろうとする

そのようにして嫉妬と羨望の念を紛らわせることは土人にとってきわめて重要な生活条件なのである。ここは見落としがちな重要なところである。日本人は嫉妬に関してきわめて淡白な国民であることを自覚したほうがいいと思う。

もし日本で、民族間の扱いの違いなどを、「平等原理に反する差別」という理念的な問題とするのではなく、その代わりに「嫉妬」という形で政治問題にするとしたら、左右を問わず、日本ではちょっと恥ずかしい沙汰だろう。

しかし彼ら土人の間ではそうではない。

土人の尊敬を獲得できるのは嫉妬の相対性を超えた圧倒的な力だけなのである。

そのような形で尊敬を獲得することを潔しとしないのなら、間違っても土人に何かを期待することのないように自らの心に命ずるしかないだろう。

だからわれわれは彼らに安易に援助を申し出てはいけない。共同事業も同じである。

むかしどおりに白人の保護を受け入れたほうがいいのではないの?」

白人のほうが偉いでしょ?尊敬してるでしょ?奴隷になるにしてもボスが白人のほうが威張れるでしょ?」

と粘り強く勧奨すべきなのである

「白人に支配されていたことが不幸だったという実感がない、日本の占領は許しがたいがそれまでずっと白人のご主人様の奴隷だったことはそう悪かったと思わない、今ではむしろ誇りにさえ感じる」(マレー人)。

「アジア全体が白人の従属の下に置かれていても自分たちさえ自由でいい生活が出来ていれば何の問題も感じない、一族の体面を保つためには隣国の土地を勝手に白人に割譲してもいいし、娘を女奴隷に売ってもいい」(タイ人)。

土人とはこういう連中なのである。

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2006年10月25日 (水)

「北欧調停のアチェ型和平を タイ南部独立派が期待」

マレーシアは紛争地域と国境を接した隣国でありイスラム国でもあるから、中立的とはいえずこの紛争の調停には向かないとしても、なぜ「北欧の国」だといいのか

北欧の国というが、デンマークも北欧の国でありタチの悪い人種主義国家といえるのだが。

「金髪碧眼」に言われることにはおとなしく従う気分になるということだろうか。

「土人」とは、白人が有色人種を見る歴史的な見方を、まずもって見られる側として次にはあくまでそれに従属する形で見る側として、内面化してしまった者のことである。(したがって、日本の「過去の歴史」と「土人」性とは関係がない)。

白人との関係で、有色人種の世界で他の有色人種に比べて上位の者とされたい、白人に愛されたい、白人が有色人種支配のために課したシステムの優等生になりたい、という動機が内面に刷り込まれて本能のようになっている者のこと。

PULO(パタニ統一解放機構)のリーダーはすでに長い間(たしか)スウェーデンに亡命していると思う。

しかしPULOやBersatuとタイ政府との和解が成立したとしても、いまタイ深南部で頻発している爆発や銃撃がおさまるかどうかは疑問である。彼らに当事者能力があるのかどうか。

PULOやBersatuが海外から現在タイ深南部で起きている事件をコントロールしているといえるのか?

もしそうでないとすると、彼らといくら交渉しても南部問題は収まらないということになる。

長期にわたって白人国に亡命していられるような連中は、運動で飯を食えている連中である。まあ結構な生活をしているといえるだろう。そのような自己の地位を保全するためには当事者能力があるようにふるまう必要も出てくるのかもしれない。

[記事]

【シンガポール24日共同】タイ南部独立紛争で、分離独立派のマレー人(イスラム教徒)武装組織の1つ、パタニ統一解放機構(PULO)が、インドネシア・アチェ独立紛争和平のような北欧の国による調停を望んでいることが24日、分かった。PULOの外交責任者で国外指導部に属するカストゥリ・マフコタ氏が共同通信に明らかにした。

 タイ暫定政権のスラユット首相も21日、インドネシアのユドヨノ大統領との会談でアチェ和平を参考にする意向を表明しており、北欧の調停が紛争当事者間で検討されている可能性がある。

 カストゥリ氏は和平に向け、タイ側と非公式に接触したことを確認。隣国マレーシアによる和平調停が困難な場合、「調停者としてスカンディナビア(北欧)諸国以上によい国はない。われわれの(紛争の)ような事例を取り扱った経験がある」と述べた。

 アチェ紛争ではアハティサーリ前フィンランド大統領が和平を調停、2005年8月に合意文書が調印された。

 一方でカストゥリ氏は、非公式協議でタイ側が「祖国パタニ(タイ南部)の自由戦士たちに武器を手放すよう促し、われわれに恩赦を与えるという態度だった」と批判。「マレー人の権利と民族性」の擁護が今後の協議の重要課題だとし、マレー人の民族自決権の尊重を求める考えを示した。(共同通信)

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2006年8月 1日 (火)

"The Sleeping Dictionary"(セックスする辞書) マレーシアの映画

なんとも情けない話である。

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イギリスの植民地になった国々は、旧宗主国に対する尊崇の念が自己のアイデンティティの一部になっていることは確かなようだ。(準植民地だったネパールでもそうだし、ミャンマーでもアメリカは嫌われているのにイギリスはそれほどでもない。)

イギリスの場合は「植民地経営」と呼ばれたりするが、日本の場合は必ず「植民地支配」と呼ばれるのは納得がいかないが、長く支配した者の勝ちという教訓だろう。

植民地支配は、十分な実力を背景に容赦なくやること、被支配者を人間と思わないこと(言葉らしいものをしゃべる猿と人間との中間的な存在ぐらいにみなすこと)、被支配者同士を戦わせ争わせること、支配者の言語を複数の被支配者の共通語にすること、そして、とにかく長く支配を維持することが重要であるようだ。

他者をモノとみなすこと、あるいは本当に見下すことは、日本で思われているほど簡単なことではない。これは訓練を要する心の技術であり、少年時代からの教育と修練が必要である。

本題。

"The Sleeping Dictionary"という映画がマレーシアのテレビで放送されるらしい。

ここで"Sleeping Dictionary"というのは、「引かないで眠ったままになっている辞書」のことかと思いきや、そうではなかった。sleepを英和辞典で引くと・・・「((略式))(異性と)寝る((together/with ...)). ▼「性交する」の婉曲(えんきょく)表現」とある。

サラワク(現在マレーシア領のボルネオ島の一部)の"Sleeping Dictionary"とは、イギリス人の植民地役人にあてがわれた、「寝床の辞書代わり」つまり「現地語教材かつ召使を兼ねた性処理用の土人女」のこと。

つまり「イギリス人殖民役人に寝物語で現地語を教える女奴隷という意味である。

そしてこの物語は、高邁な精神を持つイギリス人役人が、あてがわれた土人売春婦とヤってるうちに愛が生まれたという世にもまれなる御伽噺のようである。

また、イギリス人に女をあてがったのは地元の土人側が勝手にしたことで、土人の未開な悪習からそうしただけであって、イギリス側が求めたわけではないという立派な結構にもなっている。

forbidden loveとあるのは、「土人側にはよくても文明国のイギリスからは禁じられた関係だった」という、まことによくできたお話である。

なお、この女の出身母体である土人は、サラワクの非ムスリムのIban族ということになっている。

あるツーリストは「ボルネオはタイの次に白人崇拝がひどかった」といっていたが、マレーシアの「土人売春国家」的な面が、非ムスリム少数民族との関係で噴出するということだろうか。

マレーシアも、ムスリムの少ないボルネオでは白人向け土人売春ツーリズム・レンタルワイフツーリズムを、タイ並みに振興したいのかもしれない。

なお、サラワクは、Brookeという白人のゴロツキが私的に占領して「白人王」(White Raja)を名乗っていたという歴史のある土地でもある。

誰か志のある人が、大川周明の「英国東亜侵略史」でも英訳して七つの海の国々に配布してくれると良いと思う。

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(記事全文 NEW STRAITS TIMES, AUGUST 1, 2006 より)

A tale of forbidden love     By Hizreen Kamal

Set in the 1930s in Malaysia's rainforests, The Sleeping Dictionary tells the story of the tempestuous and forbidden love affair between a young, idealistic Englishman and a beautiful Iban tribeswoman.

When John Truscott (Played by Hugh Dance) takes up a job in the British colonial outpost of Sarawak to "civilise" the Malaysian natives, he is taken aback when he is presented with a native servant Selima (played by Jessica Alba) as his "sleeping dictionary", a local term used for women given to settlers to teach them the local language as well as sleep with them.

Although this unorthodox practice is a readily accepted custome in the local comunity, the pair is monitored closely by Governor Bullard - John's crusty superior - and Bullard's wife Aggie (played by Brenda Blethyn) to ensure that no romantic attachments result from the liaison. 土人側には喜んで受け入れられた習慣だったが、イギリス植民当局は渋い顔をしただと。ただの肉便器辞書女の関係なら良いが、「恋愛」に発展するのはまずいと。)

John and Selima soon fall passionately and openly in love. (普通は同国人の素人娘でも簡単にやれてしまうと急速にさめてしまうのが男の性だと思うが・・・・・確かに、通常の恋愛とはまったく異質の「南国コロニーでの女奴隷遊び」という「特別な分野」に夢中になる白人は今も少なくないようである)

The colonial authorities and the native population soon turn against the lovers, setting off a chain of events that test their resolve to the limit. (ローカルに受け入れられたのは「肉便器関係」だけであって「恋愛」ではなかったと。)

Filmed in Malaysia, the bettersweet love story directed by Guy Jenkin boasts spectacular cinematography, featuring the lush rainforests of Sarawak and rich colours of the exotic 1930s (including architecture and traditional custumes).

The Sleeping Dictionary premieres on Asian television on Aug 27 at 10pm (Cinemax, Astro Channel 41).

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サラワク原住民Iban族の野蛮性を良く表現した映画であるといえる。ぜひとも「野蛮」の存在を確認し、野蛮の中に神秘的な美を見出すとともに、それによって自己を確認したい白人にとっては垂涎の物語であるということになるのだろう。(「野蛮」の問題については、「白人はなぜ白人か」で説明)

はっきりいって、こういう白人に媚びた土人オリエンタリズムは迷惑である。

これを見た毛唐は「ああ、アジアはやっぱりそういうところか。そうかそうか」と納得して喜ぶだろう。サラワクへの土人買春白人ツーリストが増えることは間違いない。

「非ムスリムのアジア・土人のアジアは、白人にとって都合のいい便利な所だ」という白人ツーリズム振興目的の宣伝は、ムスリムのマレー人のプライドは一向に傷つけない。ネイティブ(土人)でない移民系にも関係ない。だからマレーシアでこういう映画が抵抗なくまかり通ることになるのだろう。

なにより"The Sleeping Dictionary"というタイトルが下品というほかない。

いっそのこと日本も「肉便器」というタイトルの映画を作って、「アジア女にカネ使うなんて、よっぽどもてない不細工な白人なんだろうね」というキャンペーンをはってみたらどうだろう。

"Sleeping Dictionary" 再考
http://iscariot.cocolog-nifty.com/kuantan/2006/08/sleeping_dictio_51bf.html

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2006年7月26日 (水)

Indecency:ミス・インドネシアは「みだら」、イスラム急進派が苦情

告発の直接の理由はHer vulgar appearancesだが、ミスコンに出ること自体が、イスラム的なインドネシアの文化に反し、容認できないという主張のようである。

しかし私は、白人が土人売春婦に生ませた娘が「自国を代表する美女」と称してしゃしゃり出てくれば、イスラム教徒でなくても「国辱もの」と感じるのが自然な感性ではないかと思う。

仮に、この人個人がそのような場合に該当しなかったとしても、白人男と現地女との「毛唐×土人」売買春関係・「レンタルワイフ」関係・「孤児を生み捨て母方の親族が育てる」という関係が農山村にまで蔓延し、歴史的に定着さえしている東南アジアにおいては、「父が白人」という子供が「売春婦の子」「女奴隷の子」という社会的評価を受けるのはやむをえないことである。

そのような子供は、国家の汚辱ではあっても栄光ではありえない。

まして、何百年も白人に蹂躙されてきた国。

なお、このような関係を、このブログでは「土人売春」関係と呼んでおり、そのような関係が公然とまかり通り、事実上公認され、白人ツーリスト誘致の餌として保護されてさえいる国を「土人売春国家」と呼んでいる。そのような関係の当事者の女を「土人売春婦」と呼ぶ。

日本もこの「土人売春国家」の道を邁進しているのではないかと危惧する。

ミス日本は沖縄出身だったらしい。

沖縄人は日本からの独立を望んでいるとも聞くが、もし仮に沖縄が日本から独立したら、(中国にでも再併合してもらわない限り)「東南アジアの土人売春国家」への道をまっしぐらなのは、ほぼ間違いないだろう。あちこち終わってしまってちかごろ楽しくなくなったという毛唐は大喜びするはずである。「新・幻の国」「気に入った娘を屋外で自由にレイプできる国」なんて伝説も生まれるかもしれない。

国家の力が弱いということは多かれ少なかれそういうことを意味する。決して強い国とはいえない日本国にとっても他人事ではない。

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拡大写真

 7月25日、ミス・ユニバース・コンテストに出場したミス・インドネシアに、イスラム急進派組織が「みだら」だと苦情。18日撮影(2006年 ロイター/Sam Mircovich)
 
 [ジャカルタ 25日 ロイター] 23日行われた第55回ミス・ユニバース・コンテストに出場したミス・インドネシアが、イスラム急進派組織のイスラム擁護戦線(FPI)から、「みだら」だとして警察に苦情を申し出されたことが分かった。FPIの弁護士が25日、明らかにした。
 ミス・インドネシアのナディン・チャンドラウィナタさんは、世界大会での栄冠こそ逃したものの、インドネシア人とドイツ人の両親を持つエキゾチックな容姿などが話題になりインドネシア国内で多大な注目を集めた。
 FPIの弁護士はロイターに対し、チャンドラウィナタさんが同コンテストに出場し水着姿を見せたことは「インドネシアの品位とインドネシア人女性に対する侮辱だ」と語った。

(ロイター) - 7月26日15時33分更新






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Indonesia's Miss Universe contestant, who failed to win a title, may face indecency charges after a Muslim group here reported her to the police, a lawyer said yesterday.

The women's chapter of the Islamic Defenders Front(FPI) reported Miss Indonesia, Nadine Chandrawinata, to the Jakarta police over her appearance at the pageant, said Sugito who heads the front's legal counsel................................................

"Her vulgar appearances is an insult to Indonesian women," he said, adding that participation in the beauty pageant went against the culture of predominantly Islamic Indonesia......................(NEW STRAITS TIMES, 25 JULY 2006)

続きを読む "Indecency:ミス・インドネシアは「みだら」、イスラム急進派が苦情 "

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2006年7月18日 (火)

タイ人の「土人」性

【補足】

白人のいる風景 JULY, 2006 KUALA LUMPUR

なお「土人」という言葉を私は誹謗の言葉として使っているのではない。これは客観的な性質なのである。タイ社会は、自己の中にある「土人」性を十分に自覚している。「土人」を制度化し、「土人搾取」のシステムを内包しているのがタイの社会なのである。これは「土人」とそうでない人がいるという意味ではない。そうではなくて、上流色白タイ族であっても、自分自身も白人の前ではいつでも「土人」として最低に卑屈に振舞えるように、それ以上に、タイ社会の中の「弱い部分」を自分以下の「土人」として徹底的に卑下し搾取し、外国人に奴隷として容易に売り払える体制のことである。この意味でタイこそはアジアの「土人売春国家体制」の大元であり震源地たる「便所国家」なのであって、KLで見るようなものはまったくその「ひこばえ」に過ぎない。(私はその震源地を見る気力をもうなくしたので、KLあたりにいてひこばえを見ているのである)

タイにおいては「土人」は制度である。それがタイ人の「土人」性、タイ国家の「土人国家」性を再生産している、ということである。

数年前に私が飛行機内で隣り合わせた一人旅の日本人の女の子は、タイの入管役人に「お前はタイ人の癖になんで日本のパスポートを持っているんだ」と詰め寄られたと語っていた。

その理由はどうやら、彼女が小柄で「土人顔」だったからのようである。それだけでなかなか通してもらえなかったそうである。

この一件で彼女はひどく傷ついたらしく、「タイの差別はひどい」「タイ人は人種差別主義者」としきりに訴えていた。

当時の私はまだタイに行ったこともなかったし、タイのことは何も知らなかった。ご多分に漏れず、「仏教国で親日的な『微笑みの国』なのではないか」という、よくある幻想を抱いていたので、彼女の言っていることの意味がピンとこなかった(あとあとになってタップリと知らされることになる)。

この事例からも窺えるように、タイはまず「容姿」による差別を合理化し、制度化さえしている。タイ人にとって「容姿」はIDカードに準ずるか、時にはそれにまさるものであり、法的資格でさえある。

その土台にあるタイの階級社会における生殖によって、「土人」顔は再生産されるとともに、「土人」搾取のシステムもまた再生産される。

白人がレンタルワイフにどんどん生ませている混血児が(時にマスメディアのセレブリティを獲得したりもして)事態を多少複雑にさせているかもしれないが、これが却って「土人」搾取の現実を対外的に曖昧化し、「タイ式社会」への「国際的」(=白人世界の)認知あるいは黙認を導き入れているのである。

タイ人は、「タイには(卑しい)土人がいる」ことを抵抗なく受け容れる。タイ族は、彼ら(色黒の人、モン系、クメール系、山岳少数民族、マレー系等)を、外国人の前でも公然と侮蔑する発言をしてみせる。

ところが現実は、このようにタイ人自身が「タイに土人がいる」ということを受け容れていることによって、タイ人全体が「土人性」を帯びることになるのである。

このことこそ、タイがどこまでいっても土人国家土人売春国家(土人性奴隷国家)であり続けるゆえんである。なぜなら、タイ人自身による「土人蔑視」は、客観的にはタイ人(タイ国民)としての自己卑下でしかなく、タイの「土人国家」性にかんする自己規定にほかならないからである。

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