外科手術までする信仰治療家 マレーシア
マレーシアでは、医師免許を持っていない「医者」がクリニックを開業して近代的な設備を使って治療しているという例が少なくないようである。
もちろん違法で、しばしば警察の手入れを受けている。先日摘発されたシャー・アラームの「医者」は同じところで十数年営業している評判の高い「名医」で、クライアントはVIPが多かったという。
こういうのとは別に、医者の看板は掲げずに信仰治療や心霊治療
をしているヒーラーたちも多い。これは日本でも見られるもので、「治ります」とか「治療です」とか言わなければ日本でも違法ではないらしい。イスラム
国マレーシアでも合法のようである。
なかには信仰治療で外科手術ができる人もいるという。あるイスラム教のヒーラーは自分の手の中にメスをイメージして行うという。
写真の上に映っている男性は著名なイスラム教のヒーラー。治療のときにはコーランとハディース
を使うという。ムスリムの患者を中心に30年間も無料の治療を提供している。
写真の下の方に映っている女性はヒンドゥ教徒のヒーラーParvathyさんで6年前から「霊的外科治療」を行っているという。最初の「手術」は心臓外科手術だったという。どのようにしてやるかというと、まず彼女がすでに亡くなった名声のある心臓外科医たちを乞い出す。あとは彼らが外科手術と治療をしているのを見ているだけ。麻酔も使わないが患者は痛みも感じない。治療痕も残らない。しかし彼女は、すべての患者を治せるわけではないとも言う。「神聖なガイド」の助けにより彼女が患者の胸に手を置くと、患者の体の中に光が入っていくのが見えるという。また、「神聖なガイド」が患者に手を置いているのが見えるとも。治療はすべてその「神聖なガイド」がすることであり、彼女がやっているわけではないという。患者は彼女が手を当てている場所に「切ったり縫ったりする感覚」を覚えるという。しかし彼女は、すべての患者に西洋医学の治療を受けるように言う。科学的治療で治らないときにのみ彼女が治療するのだという。
(マレーシア紙New Straits Timesより)
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